ビットコインをどのタイミングで買うか
ビットコインに限らず、どんな仮想通貨を買おうとする時でも悩むところは『どのタイミングで買うか』だと思います。
価値がググっと上がる前に買っておいて、それが急上昇してくれるのが一番理想的なパターンなのですが、なかなかそうもいきません。
一番の悩みどころは、『今買わないとどんどん上がっていくのでは?と思う一方、もしかしたらもう少し待ったらもっと安く買えるのではないか?』と思えるところじゃないでしょうか?
買おうとする時はそこそこ価値が下がっている状況で、そこから上がっていくというパターンにハマればいいのですが、僕の経験上、買った時点からしばらく下がっていくパターンの方が多いです。
先月僕はビットフライヤー(bitFlyer)でモナコインを200MONA買いました。その購入時点での価値は1MONAが528円でした。その時点ではまだまだ上昇中で結果的には729円まで上がっていきましたからまだまだ上昇の真っ最中の時に買いました。以下がその時の注文履歴のキャプチャー画像です。
僕はその時点ではまだまだ上がり、その上がった先の価値で落ち着くと読んだので『買い』と判断して行動を起こしたのですが、2017年11月19日現在では、以下のような感じになっています。
約10万円分を購入したのに今現在は68,354円ですからマイナスです。
一方でビットコインとイーサリアムの状況はというと以下のような感じです。ビットコインもプラス、イーサリアムもプラスです。
ビットコインは2017年11月5日に1BTCが842,153円の時に買っているのに対し、今日現在は上のキャプチャー画像にあるように882,186円です。
僕が2017年11月5日に購入してから、今日に至るまでのビットコインのチャートを少しピックアップしてみます。
僕がビットフライヤー(bitFlyer)で購入した2017年11月5日時点では、1BTCが約845,000円くらいで、以下のチャートを見てもらうと分かるようにビットコインの価値は上昇中でした。
正直、ビットコインに限らず、どの仮想通貨も上下動しますから『ここで買わなくても少し待てはもっと下がるんじゃないかなぁ』とは思っていました。
ですが、一方で『ここからグングン上がったら買える量が減ってしまうし…』と思う部分もあり、思い切って約38万円分のビットコイン買いました。買えたのは、0.46BTCです。1BTCに満たない量です。
仮想通貨に投資する上では『その仮想通貨をどれだけの量入手できるかが大事』です。理由は、その通貨1枚あたりの価値が上がった時に何枚保有しているかがどれだけプラスになるかに響くからです。
例えば、ビットコインを今年(2017年)の2月時点で1BTC持っていたとします。チャートで見ると、当時の1BTCあたり15万円弱でした。
これが今現在(2017年11月)では、1BTCが87万円くらいになっています。
ですので、その差は72万円です。
もし、2017年2月時点で『ビットコイン買ってみよう』と思っていたら、38万円分の資金なら2.5BTC買えたわけです。ですが、僕は出遅れたので、1BTCにも満たない0.46BTCしか買えていません。
そう考えると、購入当時に投資に使ったお金は同じ38万円でも、2017年2月に買えていたなら得られたリターンが2.5倍となり、この記事を書いている今現在、1BTCは87万円になっているので、その2.5倍で計算すると217.5万円。その差は159万円なので出遅れて1BTCしか買えなかったのと、早期に買えて2.5BTC持っていたのでは大違いなのです。
ですが、正直いつ買うべきなのかを最適に判断することはかなり難しいと思います。理由は、仮想通貨は価格変動が大きすぎるからです。今日凄く価値が上がったのに、明日はその逆に物凄く下げるということも普通にあるからです。
仮想通貨は『需要』と『供給』の動きに物凄く敏感に反応します。『仮想通貨が物凄く欲しい!買いたい!』という人が多くなればなるほど短期間でも物凄くその価値が上昇しますし、何か悪いニュースが流れて『やっぱ仮想通貨より日本円の方が安心できる!売ってしまいたい』と人が多くなればなるほど短期間でも物凄くその価値が下落してしまいます。
ですから『今が買い時なんじゃないか、今なら安く買えるじゃん』と思って買っても、そこから更に下落することも普通にありますし、『まだ今は高いなぁ、買うならできるだけ安くなってからがいい』と思っても、そこからどんどん上がって行ってしまうことも普通にあります。
僕が2017年11月5日にビットフライヤー(bitFlyer)でビットコインを購入した後、しばらくしてビットコインの価値は下降の一途を辿りました。最安値で66万円台まで下がりました。当時のチャートのキャプチャー画像が以下です。
ですが、今日現在では回復して88万円くらいまできてます。
この『ビットコインなどの仮想通貨をいつ買うか?』というテーマに対して面白い毎日新聞の記者さんの記事を見つけました。以下はその記事のキャプチャー画像です。
実際の記事の中から共感できる部分があったので引用させてもらいます。
ビットコインは10月末以降、激しい値動きをしている。ビットフライヤーによると、10月末は60万円台だった1BTC(ビットコインの単位)がわずか2日間で80万円台となり、11月5日には過去最高(当時)となる87万台を記録した。1万円を入金し、数日間にわたって購入のタイミングをうかがっていると、ちょうど高騰の時期と重なった。下落した時に購入しようと思っていたが、どんどん値が上がり、このまま青天井に伸びていくような錯覚に襲われる。
11月3日、ついつい0.01BTCを約8400円で注文。しかし、その直後からじわじわと値を下げる。実際は小休止しただけだったが、完全に高値づかみをしてしまったと勘違いし、2時間後にコインを売った。差し引きはマイナス166円。妻には「もうちょっと持っていればいいのに」と笑われた。
1週間後の同10日ごろから、ビットコインが急落し、今年8月にビットコインから分岐して誕生した新通貨「ビットコインキャッシュ」(BCH)が高騰を始めた。ビットコインの値上がり時と同じように数日間は上昇すると判断し、11日に自身2度目となる仮想通貨購入を決断。0.05BCHを約9200円(1BCHが約18万5000円)で購入した。翌日の午前中も高騰が続き、一時4000~5000円のプラスとなった。仮に100万円分を購入していれば、40万~50万円以上のもうけだ。
すさまじい上昇率に「もしかしたら2倍になるかも……」と欲をかいた。午後に入ると、いつの間にかBCHが急落し、逆に本家のビットコインが盛り返している。ネット上には「相場変動が激しすぎて買うの怖い」「高値づかみの人に同情する」などという声も並ぶ。ネット情報には「BCHはまた上昇する」という指摘も残り、今回はそのまま保持した。しかし、値は上がらず、15日に換金した。約3200円のマイナスで、100万円ならば30万円以上も失っている計算だ。
引用元の 実際の記事は以下です。
https://mainichi.jp/articles/20171117/k00/00e/020/288000c
ただ、このブログの過去記事に書いたように短期間の値動きに敏感に反応して自分が保有する仮想通貨を売ったり、買ったりするのは僕はおすすめしません。短期のトレードの知識とかスキルがある人であれば別ですが…。
そうではない僕と似たような初心者の人は、思い切って割り切って買って保有する、そして覚悟を持ってじっくり様子を見る、短期の値動きに慌てふためかないというのが重要だと思います。
思い切って買って保有するという点については、大穴なコインは狙わずにビットコインがいいんじゃないかと思います。僕は2017年6月時点で時価総額がビットコインに次いで2位だったイーサリアムを買いましたが、正直当時ビットコインを買っておいた方が良かったと後悔してます。イーサリアムはビットコインほど伸びていませんし、最新情報ではビットコインキャッシュがイーサリアムを抜いて2位になったとか…。
とにかく初心者の人はメジャーな仮想通貨を数日様子を見て思い切って買うというのが大事ではないかと思います。そうでないと話が始まらないので、いつ買うかを迷うよりは行動を起こした方がいいと思います。それができない人は手を出さない!これが大事だと思います。