仮想通貨を228万円買ってみたら今こんな感じ

2017年6月末から仮想通貨を買い始めました。今現在どうなっているかと仮想通貨について知り得た知識を初心者にも分かりやすく書いてます。

仮想通貨投資塾

仮想通貨は詐欺?ねずみ講?マルチ?宗教みたい?

仮想通貨はそれを最初に発行する人がいて、それを欲しがる人がその仮想通貨の価値をどんどん上げていくので、最初に発行した人や早い段階で安く手に入れた人はボロ儲けするからねずみ講じゃんと考える人がいるみたい。

 

まぁ理解できなくはないけど、そう思うならやらなきゃいいだけだと思うけどね。そもそもねずみ講の定義を知っているのかな?

そもそも『ねずみ講』とは…

ねずみ講ってのは、正確には『無限連鎖講』といい、無限連鎖防止法で禁止されている違法行為

 

ねずみ講は、例えば、AさんがBさんとCさんに儲け話を持ち掛けて勧誘し、その儲け話で利益を得る為に必要な会費や入会金を支払わせる。同じようにBさん、CさんはDさん、Eさんを勧誘し、会費や入会金を支払わせる。この繰り返しによって得られた会費や入会金を創始者であるAさんやBさん、Cさん等の先行者の一部に配分して儲けを得る。

 

この利益配分のルールは様々で、例えば、以下のようなルールだったりする。

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この場合だと、全体像はこんな感じ。儲かるのは創始者とその直下に近い親たちだけで、それ以外の人はお金を吸い取られるだけで儲からない。

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最近は色々と功名になっているようだけど、ねずみ講の場合、会費や入会金などのやりとりで、特に商品を取り扱わないこと、あるいは、ほぼ無価値の商品を取り扱ってるかのように見せている点が特徴と言われている。

 

『ほぼ無価値の商品』という部分と、仮想通貨はその価値に何の裏付けもないという部分が共通しているということで、ねずみ講ねずみ講だと言われているのか?

『仮想通貨はねずみ講』…ねぇ。そう見えなくもないな。

結論から先に書くと、仮想通貨をねずみ講とひとくくりに論じるのは違う。それっぽいな、そう言われても仕方ないだろなと思えるものもあるけど。

 

仮想通貨は、ビットコインであれ、イーサリアムであれ、ライトコインであれ、それを考案・実現した人が存在する。ビットコインはナカモトサトシ(実在する人物かどうか不明)、イーサリアムはロシア系カナダ人のヴィタリック・ブテリンさん、ライトコインは中国人で元Googleのチャーリー・リーさん。

 

その人やその人と一緒に立ち上げた人が先駆者ではあるので、その人達がねずみ講創始者だったり、ねずみ講をやり始めた初期メンバーに見えなくもない。

 

仮想通貨はその価値の裏付けがなにもないとよく言われる。本当は無価値だと。その仮想通貨を欲しがる人が多くなればなるほど価値が上がる。仮想通貨は儲かるぞと煽れば煽るほど価値が上がると。

 

実際、2017年年末はテレビCMがバンバン流れて、いろんなメディアで取り上げられて大ブームになり、どんどん欲しがる人が増えてグングン価値が上がった。

 

この為、ある仮想通貨を生み出して、その生み出した人達が自分達が生み出した仮想通貨を初期段階から多く保有し、その価値が上がるように煽り、それによって価値があがりボロ儲けした…ということになれば、たしかにねずみ講のように見える。なるほどそういう見方か…。

仮想通貨がひとくくりにねずみ講とは思わない 

タイトル通りなのですが、『儲け話』として飛びついているのであれば、ねずみ講という見方が強くなるんじゃないのかな。もっと仮想通貨、正確には暗号通貨というものを技術的に見たら違う見え方になるんじゃないかと。

 

僕は本業はシステムエンジニアなので、仮想通貨というものを生み出せる技術というものがどれだけすごいものなのか…という見方をしている。こんなのそんな簡単に考えだせないし、生み出せない。本当に凄い技術者しか作れない。

 

仮想通貨を生み出す技術者の中には、世の中の為を思って取り組んでいる人もいる。自分が持つ技術をそういうことに活かそうと取り組んでいる人がいる。僕もIT技術者のはしくれなので、そういう感覚は理解できる。自分が持つ技術が人の役にどれだけ役立つのかということを考える。もちろん僕は会社の中の人間というミクロな世界だけど。でもヴィタリックとかリーさんとかは見ている世界が違うはず。

 

そういう人達は金儲けという部分にフォーカスはきっとしていない。おそらくそんなことをしなくても既に別の事でそれなりに財を築いているでしょ。そんな人物はいろんなオファーがあるだろうし、人を騙して金儲けしようとかそういうセコイことを考える必要がそもそもないんじゃないか。

 

そういう意味では、実際ライトコインを作った元Googleエンジニアのチャーリー・リーさんは、以下のように保有していたライトコインを財団の為に全て手放している。理由は、自分が発する言葉によってライトコインの価格操作を行っているという疑念を晴らす為。

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かつ、手放したからといってライトコインの開発から撤退しているわけでもない。

仮想通貨をネタに騙そう・儲けようとする人もいることは確か

仮想通貨の開発には、ICOといって、その開発にかかる資金を出資者に募る、株式におけるIPOのようなものがある。ICOは、Initial Coin Offeringの略で、Initial(初期の)、Coin(仮想通貨の)、Offering(出資者を募るオファー)。出資することにより、そのコインを格安で手に入れられる権利を得られる。

 

ICOで出資者に『将来爆益を得られるんじゃないか』と期待を抱かせ、金を集めるだけ集めて実際には開発が全然進んでない、開発どころかただ持ち逃げするっていう、ねずみ講以前に詐欺の話もたくさんある。

 

この為、ICOに関しては、その被害者を出さない為にGoogleとかFacebookが広告を出さないよう規制してるというニュースが以前流れていた。自分達がその片棒を担がないようにするには当然そうするでしょう。

 

僕は今のところ、ICOは先々どうなるか分からないようなものには手を出さないようにしている。ICOは、詐欺目的のものもあれば、真面目に取り組んでいたけど技術的に目論んだ通りにはうまくいきませんでしたというケースもあり得る。

 

そうなった場合に出資者に返金されるかと言えば、返金されるケースはほぼない模様。普通に開発には費用もかかるので、ICOで調達した資金はその費用に充てられているでしょうから、どんどん減って行ってるはずで、返金できるとは思えない。うまくいけば大当たりすることもあるんでしょうけど、出資するなら宝くじ感覚じゃないとダメでしょうね。

また仮想通貨ブームが来たら騙される人もいるだろね

今現在はビットフライヤー(bitFlyer)コインチェック(coincheck)ザイフ(Zaif)もテレビCMやってないし、仮想通貨界はかなり冷え込んでいるので、よし、今買おうと思える人は一般人の中にはいないんじゃないかな。

 

仮にICOの話を持ち掛けてもコインチェック事件とかで仮想通貨のイメージが悪すぎて簡単にひっかかる人は一般人はいないんじゃないかと。よっぽどお金に余裕あってどこに投資しようかなんて考える余裕のある人は別かもしれないけど。

 

ただ、例えば好景気になって、お金に余裕ができて、それと重なって仮想通貨ブームがまた再来したようなことになったら、前述したICOなんかで騙される人もまた出てくるんじゃないかと思う。

仮想通貨投資の有料noteとかサロンには注意。僕は買いません、参加しません。

僕はTwitterで仮想通貨に関することをつぶやいている人をフォローして、今どんな状況にあるのかを把握するようにしている。

 

そんなのを見ていると、

note.mu

この『note』というサービスを使って仮想通貨で稼いだ方法を売っている人なんかにも巡り合えます。が、僕は過去に散々情報商材で嫌な思いをしているので、こういうものには一切手を出しません。

 

なかなか難しいです。こういうの使って自分もうまくいかせようとするのって。まぁ僕が愚かなだけかもしれないけど、情報商材買ってその通りに自分も再現できたことって、本当に少ない。たしかに中には有益なものもある。それは間違いない。けど、ある程度の痛い目を見なきゃいけないってことは覚悟した方がいい。

 

次に有料サロン。僕は詳しくは知らない。参加したことないんで。だって参加するのに金取られるもん。この有料サロンってのは、仮想通貨のトレードに長けた人が自分が今からこういうトレードをするよっていう情報をリアルタイムに流して、それと同じことをすれば稼げるよっていうものみたい。

 

参考になるサイトをここで添えます。

www.kk3marketer.com

 

ある有名トレーダーのサロンに参加している人が結局退会することにしたらしいんだけど、その時に最後にそのサロンの主催者にTwitterで嘆きのメッセージを書いてたのをたまたま見かけたけど、四六時中、あーしろこーしろ指示が来て寝る間も惜しんでやってみたけどもう無理!みたいなことを書いてた。

 

それに対してその主催者も『他の人は爆益出てるのに向いてない。もうやめれば?(笑)』みたいな対応してて、厳しい目線でみれば、それはある意味ではそれ以上損失を出させない為の優しさなのかもしれないけど、結局損するんだったら自分で色々調べて色々実践してやった方が嫌な思いしなくて済む。

 

僕のようにあるタイミングで仮想通貨を買い、ひたすら価値が上がるのを待つ現物保有組のような人間は、どんどん価値が下がるとやばいやばいと焦る。Twitterで仮想通貨関連のツイートを検索してみていると、そういうトレーダーの人が日時損益+10万円とか+100万円とか、月次損益何千万とかのスクショを上げてるのを見ると、現物保有で市場が盛り上がるのを待ってるんじゃなくて、自分もトレードやって含み損を取り返せるんじゃないか?なんて思うけど、無理無理。

 

そんな簡単にうまくいくわけない。昔、会社でFXが流行って同僚とか先輩がやってたけど、それだって100万円くらいは授業料でなくなると思った方がいいと言ってた。まさにそういうことなんだろうと思う。仮想通貨のFXでも同じ。むしろ仮想通貨の方がボラリティ(価格変動)が大きいのでもっと損するかもしれない。

結局、仮想通貨はねずみ講なのか?

仮想通貨ってもう1000種類を超えるくらい存在すると言われているんで、それらすべてが全部まともな仮想通貨かと言えば、おそらくそうじゃない。きっとそうじゃない。

 

ブームに乗っかって金儲けをしたい人がそれらしく演じてお金を吸い取られる、まさにねずみ講みたいなやつはあると思う。特にセミナーとか開くような仮想通貨はやばい。

 

そもそも仮想通貨って、セミナー開いて広めないといけないようなもんじゃないはずなので…。世界規模、グローバルなものであるべきなので。小さなビルに数十人集められて色々と話をされてその気にさせられるような仮想通貨は絶対に話にのっちゃダメだと思う。僕はそんなのは絶対投資しない。

 

逆に言えば、そういう仮想通貨の話が舞い込んできたならば、それこそがねずみ講と呼ばれるような仮想通貨なんじゃないかな。

じゃあどんな仮想通貨なら間違いないのか?

今は仮想通貨が全体的に下火なので、仮想通貨に投資することそのものがいいのか悪いのか、何とも言えないけど、ねずみ講じゃない仮想通貨は何なのか?という意味では、『日本国内の金融庁が認定している仮想通貨取引所に上場している仮想通貨』かなと思う。あくまで私見です。

 

今、仮想通貨に関する規制が一番厳しくなっているのは、世界的に見ても日本だと思うので。あるいは、アメリカのコインベースという仮想通貨取引所で上場している仮想通貨とか。ここも厳しいので。なかなか上場できないので。

 

このブログで何度か書いていますが、僕は2017年1月に売り抜けておけば、投資した額に対して+600万円という結果を出せていたのに、欲張って見事にその機を逃し、今や含み損状態にいる人間ですので、僕の見立てがどれだけ正しいかは分からない。

 

ただ、その経験を経たか、そうではないかというのは大きいと思います。当然色々と情報収集してきていますので、この記事に書いてあることが、これから仮想通貨投資に触れていこうと思う人の何かの役に立てれば幸いです。